最近の公共図書館では、「児童サービス」が重視されています。
赤ちゃんの頃から本に親しむ「ブックスタート」運動。
幼稚園、小・中学校では、子どもへの、
本の「読み聞かせ」や「おはなし会」も行われています。
本が読めることは、いろんなプラスの面を持っています。
学習はもちろん、想像力、物事の考え方、調べ方。・・・。
本が読めれば、様々なことを知ることができるんです。
本が読めるようになるまでには多くの過程があります。
誰も、最初から本が読めるわけではないのです。
・赤ちゃんの頃・・・抽象化ができるようになる。絵の認識。
・幼児の頃・・・ストーリーを理解できるようになる。
・小学校低学年・・・自分で字を読めるようになる。
・小学校高学年・・・行間まで読めるようになる。
おおまかですが、こんな風に段階を踏んで、
読書の翼が生えてくる。
読書の翼を持った子供は、成長し、大人になる。
情操豊かな、知識豊かな市民は、
豊かな環境を作るでしょう。
その豊かな環境で育った人たちは、
豊かさを周りにも広げていくでしょう。
それを、公共サービスのひとつである図書館は、
児童サービスで支援します。
1家庭で子どもの本をいちいち買うとすれば、
お金がいくらあっても足りません。
しかし、図書館で借りればタダです。
図書館を利用することによって、
自分の子どもがどんな絵本、どんな児童書、
どんな興味を持っているのか、
サーチすることができます。
子どもが「おもしろかった〜!」と思う本、
何回も借りてくる「お気に入りの本」が出てきたら、
その本を、書店で、お金を出して買うべきです。
大好きなお気に入りの本は、一生の友達。(^^♪
児童サービスを行う図書館では「おはなし会」も催されます。
他の子どもたちと一緒に座って、
おはなしや読み聞かせ、パネルシアターなどを楽しめます。
見知らぬ子と、一緒になって笑ったり、ドキドキしたり、
楽しい時間の共有が、体験できます。
図書館という公共の場は、学校でも、塾でもない。
子どもから大人まで、いろんな人が情報を求めてやってくる。
そこへ来た子どもは、自分の名前を登録し、一人前に扱われる。
もちろん、エチケットは守らなければならない。
社会体験の場でもあるわけです。
週末は子どもと一緒に図書館へ。
そんなのも、いいと思うなあ。
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